ストックイラストで副業できるかな?

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ストックイラストを始めた理由


以前、とある企業でニュースレター制作を担当していたことがありました。毎月1回、お客様の声に対する回答や、その月の新商品などをお知らせする紙のニュースレターでしたが、やわらかい印象にするために手描き感を重視したデザインを考えていました。しかし、市販の素材集やフリー素材では、1年で12枚同じテイスト・クオリティのイラストをアイキャッチとして揃えるのは難しい。アイコンやその他の装飾も同じ雰囲気で揃えたいけれど、ぴったりのものをネットから探すのは至難の業で、時間もかかります。それなら自分で描けば早いのでは?と、簡単なイラストから描き始めました。企業を退社した後、手元に残った水彩画を再利用できないかと思い、当時副業として注目を集めていたストックイラストをしてみようと思い立ちました。

はじめてイラストが売れた日

2021年7月にPIXTAを始めた時、売れなかったらやめればいいかと、試しに水彩画を1、2枚アップロードしてみました。すると、販売開始からすぐに1枚売れました。制作者には販売価格の22%の報酬が入ったらしいです。らしい、というのは、PIXTAの売り上げは「クレジット」と呼ばれるポイントを貯めてから換金するシステムのため、即座に何円入金とはならないのですが、私にはとても嬉しいことでした。

「自分の絵にも価値がある。何かの役に立つんだな。」という手応えから、手元にあった水彩画を次々アップしてみましたが、そこからはあまり売れず、しばらく放置していた時期もありました。でも、もうやめようかな…と思っていると1枚、また1枚と、ありがたいことに購入していただけることがあります。それがモチベーションになって、ゆるゆるとですが続けられています。

ストックイラスト苦戦中


今はPIXTAと、Adobe Stockの2社で販売しています。Adobe Stockの方は、売り上げがドルなので1枚の利益がPIXTAの定額制よりもかなり良いです。しかし、写真の審査はより厳しいようで、数枚がクオリティ不足でリジェクト(不合格)されました。元々趣味で写真を撮っていたので、写真もアップロードしてみましたが、プロカメラマンが多数参戦する中、自分の腕前ではちょっと難しかったかも。やはりイラストメインで活動していきます。

2021年にPIXTAを始めて2025年5月現在、やっと約180枚登録、4年間で9500円、Adobe Stockで3300円くらいの売り上げです。とても副業とは言えません。PIXTAでは報酬の単位をクレジットと呼びますが、Kibiの場合、1クレジットが現在108円で、定額制で購入された場合1枚0.27〜0.47クレジット。ほぼ0.27なので、1ダウンロードで29円です。制作者側の報酬が少ない気がしますが、同じ作品を何度でも売れるのがデジタル販売の利点。ダウンロード数が増えるような使い勝手の良い作品を作っていきたいところです。

また、単品販売という単価の高い売り方も可能です。パーツではなく1枚で完成された絵などは、はじめこちらを選択していますが、より多くの方に役立てるように販売開始から2年経過したあたりで定額制に変更しています。

売り上げが低いとぼやいてしまいましたが、原因は明白。単純に作品数が少な過ぎるのです。しかし、フリー素材やAI素材が溢れる中、手描きのイラストを有料で使用してもらうにはある程度のクオリティも必要…。これは時間と集中力と体力の勝負になってきます。

私の場合、自分が使いたい素材を自給自足するために自前ストックイラスト集を作っているとも言えるのですが、商品としてはもう少し戦略を立てた方が良さそう。ストックイラストについて、基本的なことを勉強する必要がありそうです。

それにしても、ほぼ29円の売り上げを積み重ねた9500円って…愛おしくなってきますね(笑)

ストックイラスト勉強中

ストックイラストではどんな作品が売れ易いのか、自己流ですがリサーチしてみました。リサーチの方法は以下の通りです。

①他の水彩イラストの作家さんの売れている作品を拝見する。

②過去の自分の作品で何度も売れているものをチェックする。

③note・ブログ・Youtubeなどで人気作家さんの制作情報をチェックする。

ストックイラストのカテゴリーで、次回①~③を詳しくレポートしてみたいと思います。

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